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2008年4月 9日 (水)

来週のペトレアス証言はイラン攻撃の合図に

ポール・クレーグ・ロバーツ

Global Research、2008年4月8日、

LewRockwell.com - 2008-04-05

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4月7日、ロンドン・テレグラフは「イギリス当局者は昨日、在イラク・アメリカ軍司令官が、イランがアメリカが支援しているバグダッド政府に対する戦争を遂行していると発言するだろう、と警告した。英国政府の見立てでは、イラクへのイラン介入に関するデビッド・ペトレアス司令官の強い発言は、アメリカによるイラン軍事施設攻撃のお膳立てになりかねない。」と報じた。

ネオコンの従僕ペトレアスは、チェイニーに自分の演説原稿を書いて貰い、ペトレアスは、バグダッドのグリーン・ゾーンにいる駐イラク米大使のネオコン戦争屋ライアン・クロッカーと共に、火曜日と水曜日に議会で嘘をつくはずだ。そのための道筋は、キンバリー・ケーガンのようなネオコンの伝道者たちによって、しっかり準備されている。「アメリカは、イラクにおいて、イランが、アメリカに対する全面的な代理戦争を遂行していることを認識しなければならない。」

議会が、戦争をけしかける以外のことをするなどと期待してはならない。4月3日、インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、上院・下院議員たちは、国防企業への何百万ドルもの投資を行っており、その総計は1億9600万ドルにのぼると報じた。国家軍事委員会の議長である民主党のアイク・スケルトン下院議員は、既にイラン攻撃の側にたっている。ロンドン・テレグラフは、スケルトン発言を引用している。「イランは、瀬戸物屋で暴れる牛のようなものだ。要するに、イランは、全てのシーア派集団に対し、政治的であれ、軍事的であれ、つながりをもっているようだ。」

スケルトンが知っているのは、戦犯のブッシュ政権が彼に教えたことだけだ。もしもイランが実際にそうしたあらゆるつながりを持っているのであれば、イランは、ワシントンに、イランを脅かすのを止め、アメリカを悪夢から抜け出させるために、イラクを安定化させるべくイランと仲良くするようにさせることこそ、ふさわしい。

4月4日のテヘランからの報道で、ロイターは、アメリカ傀儡のイラク・マリキ政権の盟友であるイスラム最高評議会の指導者アブドル・アジズ・アル・ハキムの息子、モフセン・ハキムの発言を引用した。「テヘランは、イラク国民に対する前向きな影響力を行使して、イラクの平和回復への道を開いてくれた、新たな状況はイランの努力の結果だ。」

イランに感謝し、イラクの安定を取り戻すためにイランと外交的に協力するかわりに、ブッシュ政権は、イランに対する軍事攻撃によって悪夢を拡大しようとしている。ライアン・クロッカーは、バスラでの戦闘を終わらせるために、イランが影響力を行使したというハキム発言に素早く反論した。クロッカーは、イランが戦闘を始めたのだ主張している。ネオコン・アメリカ・マスコミでさえ、バスラでの戦闘は、シーア派のアル-サドル民兵を一掃する目的で、アメリカとマリキが始めたのだと報じている以上、クロッカーの主張のばからしさは明白だ。大半の専門家は、アル-サドルに対する攻撃の本質は、アメリカがイランを攻撃する際、クウェートからのアメリカの補給線に対する潜在的な脅威を除去することだと見ている。

クロッカーは、バスラでの戦闘中、グリーン・ゾーンに投下されたロケットは、2007年にイランで製造されたと主張している。ぼんやりしたアメリカ人にすら明らかな話だが、もしもイランがイラク人武装勢力に武器提供をしていれば、武装勢力はアメリカのヘリコプター攻撃機や重戦車に反撃するための新兵器を持っているはずだ。武装勢力は、そのような兵器は持っていない。イランがイラク人武装勢力の原因だというネオコンの嘘は、サダム・フセインが大量破壊兵器を所有し、アルカイダとつながっているという嘘やら、アフガニスタンのタリバンがアメリカを攻撃したというブッシュ政権のもう一つ嘘にすぎない。

中東での「仕事をやり終える」ためなら、ブッシュ政権はどんな嘘でもつき、どんな出来事でも画策するだろう。

「仕事をやり終える」というのは、イラクやイランやシリアが、イスラエルの侵略に対し、パレスチナ人や南部レバノンのヒズボラに支援提供する能力を破壊することだ。イラクとイランが混乱状態になれば、シリアは、あっさり降参して、アメリカの属国の一つになるかも知れない。イラクとイランが混乱状態になれば、イスラエルは、ヨルダン川西岸の残りの部分を、南部レバノンの水資源と一緒にかすめ取れる。これこそが「対テロ戦争」の実態なのだ。

世界中がこれを知っている。結果的に、アメリカとイスラエルは、本質的に孤立している。アメリカは、買収ができて、代価を支払ってもらえる国の支持を頼るしかないのだ。

ルーマニアのブカレストでのNATO-ロシア・サミットで、4月4日、プーチン・ロシア大統領はこう述べた。「イランがあえてアメリカを攻撃するなどと真面目に考える人などいない。イランを追い詰めるよりも、どうすれば、イランが、より予測可能な、透明度の高い国になれるかを一緒に考えることの方が、はるかに賢明だろう。」

もちろん、そうなのだが、戦争屋ブッシュ政権はそんなことは望んでいない。

おそらくイギリス政府は、チェイニーがペトレアスとクロッカーのために、火曜日と水曜日に、共謀者であるアメリカ議会で発言するように準備した偽情報を、事前にロンドン・テレグラフに漏らし、イランを攻撃するという陰謀を頓挫させようとしたのだ。一方、アメリカの傀儡マスコミは、真実を覆い隠して、イラクのアメリカ兵士を殺害するための武器を送り込んで、イランは事実上、既にアメリカに宣戦している、というペトレアスの主張を喧伝する可能性が高い。

木曜には、アメリカ議会での、ペトレアス-クロッカー・コンビによるくだらない見せ物の演じ方と、マスコミの報道ぶりから、ブッシュ政権が、イランを攻撃して、もう一つの戦争犯罪を犯すのかどうか、我々にもわかるだろう。

元財務次官補で、元ウォール・ストリート・ジャーナルの副編集者のポール・クレーグ・ロバーツは、衝撃的な検察の職権乱用例を20年間報道してきた。ローレンス・ストラットンとの共著、アメリカ人がいかに法による保護を失ったかについて書いた本The Tyranny of Good Intentionsの新版が、ランダム・ハウス社から2008年3月刊行予定。

ポール・クレーグ・ロバーツは、Global Researchの常連寄稿者。ポール・クレーグ・ロバーツによるGlobal Research記事

 


 

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