子供を洗脳するよう仕組まれた国連のプロパガンダ漫画
スーパーヒーローによって若い世代に吹き込む格好の手段
「マーベル・コミックスと国連は、スーパーヒーローが、世界から戦争と病気をなくす為に国連の機関と協力する姿を描く漫画を共同制作する」とUPI 通信社が報じた。「国連とマーベル・コミックスは、戦争で荒廃した架空の国で、スーパーヒーローが、UNICEF救援活動従事者や国連平和維持軍と共に活動するという漫画を共同制作する。」
この「戦争で荒廃した国」なるものがどこの国をもとにしたかは明らかにされていないが、私から例を挙げさせてもらおう。ユーゴスラビアだ。この例では、アメリカ合州国は密かにテロ集団、いわゆるコソボ解放軍を援助し、多少はドイツBNDの協力も得て、NATOによって送られた「アルカイダ戦士」で軍を満たした。
計画どおり、このプロジェクトはユーゴスラビアの社会的、人種的分離に油を注ぐのに役立ち、「平和維持」作戦におあつらえむけの状況を造り出した。これはIMFや銀行家がユーゴスラビア経済の破壊を進め、第三世界化と計画的貧困化を導入することも助けた。
当局の台本をそのまま報じる大手マスコミが大いに貢献し、25,000人から100,000人のイスラム教徒女性を強姦するよう彼が軍隊に命じたと攻撃したことで、スロボダン・ミロシェヴィッチは、サダム・フセインに続いて、「新たなヒットラー」となった。
国連とその人形使い、アメリカ合州国の命を受け、NATOは、その憲章にもろに違反してユーゴスラビアを爆撃した。「ユーゴスラビアはどのNATO加盟国も攻撃してはいない」マイケル・パレンティは書いている。「アメリカの指導者達は国際法や外交を無視した」もっとも、「ベトナム、ニカラグア、パナマ、イラクあるいは他のならずもの国家にたいするやり口を見ればわかるように、アメリカの外交というのは、もちろん全く別物なのだ。」
「国連は、いくつかの西欧諸国による一方的な外交活動で損なわれてしまった国連の国際的イメージを、子供たちに国際協力の価値を教えることによって改善したいと願っている」UPIは続けている。「まずは漫画を、およそ百万人のアメリカの子供に配るが、この最初の配布に続いて、より多くの国の子供たちに届けたいと願っていると国連は言っている。」
国際協力とは、例えば、中世的な経済制裁のもとで500,000人ものイラクの子供の計画的な虐殺や、胸の悪くなるような正確さで展開されたルワンダでの大量虐殺のことだ。実際、我々が商業マスコミ経由でそういう事実を知ることは決してないが、過去長年に亘って「人道的な」国連が訴えられてきた悪事のごたまぜがある。
「国連平和維持軍は、世界中で様々な犯罪やスキャンダルに関与してきた」とスコッツマンが2002年に報告している。
国連のソマリアでの平和維持活動中、カナダ、ベルギーとイタリアの兵士が拷問と殺害に関与していたといわれている。
1993年のカナダ政府による一人の若いソマリア人男性に関する調査で、彼がソマリア軍によって殺されていたこと、そして残虐行為を隠蔽しようとして、高官が噓をついたことが判明した。二人の兵士が投獄された。
ベルギーでは、二人の兵士が一人のソマリア人少年を抱えて火にかざしている写真を新聞が掲載した。三人の空挺部隊員が告訴されたが、軍事法廷で放免された。
あるイタリアの雑誌は、同国のエリート空挺部隊の兵士が、明らかに裸のソマリア人を電極棒で拷問し、ソマリア人女性にわいせつ行為をしている様子の写真を掲載した。ソマリアでイタリア軍を指揮していた二人の将軍が辞職した。
2000年1月国連は、その歴史始まって以来初めて、何十万人ものルワンダのツチ族を自宅から追い出した大量虐殺犯罪に対する共犯として訴えられた。
二人のルワンダ人女性は、自分たちの家族を守るべきはずなのに、家族を殺人者に引き渡したり、撤退してしまったりしたことで、国連を告訴した。
この二人の女性の家族は、フツ族によって800,000人が虐殺された(そのうち大半がツチ族だが)1994年大量虐殺の中で殺された。
ボスニアでは、20人以上の国連平和維持軍兵士が、窃盗と汚職のかどで、任務から追放された。ほぼ4ダースの連中が、病院で精神病患者を虐待したかどで帰国させられた。カナダの国連平和維持軍兵士は、ある十代の精神障害の少女に対する強姦、打擲と、わいせつ行為で訴えられた。
こうした事実のどれひとつとしてマーベル社の漫画本に載ると期待してはならない。
Kurt Nimmo
Truth News
2007年12月30日
http://www.truthnews.us/?p=1473
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アニメ、漫画大国日本では、あの民主党代表の肝入りで、超党派大連立でこの漫画の日本語版がまかれるようになるだろう。
訴えられる国連平和維持軍兵士の中に、日本国籍兵士が混じるのも、もう間近。
2010/2/18追記:
ハイチ地震のどさくさにまぎれて、属国支配の為に、属国が軍隊を派遣した。本当に、地震後の福祉対策のためなのであれば、工兵部隊を派兵するだろう。さにあらず、派兵されたのは中核の戦闘部隊らしい。
アメリカの海兵隊に相応する人々なのではと想像している。派兵部隊の出発の式典程度しか、マスコミ報道では読み取れない。素人には、傭兵としての派兵そのものとしか思われない。何の異議も申し立てない社民党、もはや歴史的役目を終えたのだろう。党の完全消滅も遠い未来のことではないだろう。
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