マケインが勝つと対イラン戦争になる可能性
Global Research、2008年1月28日
「更なる戦争」は、大統領選挙戦スローガンの中で最も奇妙なものということになる可能性がある。とりわけ、それが現実になる場合には。
大統領候補者ジョン・マケインは、日曜日、支持者たちにこう語って観測筋を驚かせた「今後戦争があるでしょう. ... こういうお話はしたくないのですが、今後別の戦争があるでしょう。我々は決して降伏はしませんが、別の戦争があるでしょう。」
MSNBCのジョー・スカーバラは、古参の保守派パット・ブキャナンに、マケインの発言についてこう言って質問した「彼は更なる戦争がやってくるのを約束すると言いました. ... 彼はそれほど経済問題から逃げたくてたまらないのでしょうか?」
パット・ブキャナンは、マケインは「約束」という言葉は決して使ってはおらず、単に更に戦争があるだろうと言っただけのことであり、マケインの見解では、「これは率直な発言で. ... ジョン・マケインがホワイト・ハウス入りすれば、アメリカはイランと戦争することになると思う。」と答えた。
「これが彼に対して私が非常に懸念することの一つです。」とブキャナンは続けた。
「ジョン・マケインが戦争大統領になるのは確実です。 ... 彼の全経歴は、軍隊、国家安全保証に覆われています。彼はプーチンのような顔をしています。彼はイラン人を恫喝しています。我々はイラクに100年い続けます。」
「それで、彼が更なる戦争と言う場合」スカーバラはコメントした。「彼は約束しているのです、もしもホワイト・ハウス入りしたら、我々は今の戦争を戦うだけでなく、新たな戦争を始めると。それが保守的な共和党が望んでいることでしょうか?
「彼が戦争を始めるとは、私は言っていません」とブキャナンは答えた。「彼は更なる戦争を期待して. ... 彼は歯に衣着せずに話していると思いますよ。マケインの海外政策を見れば、誰にでもわかりますから。ロムニーを支持した時のコクランのコメントを読みましたか? 彼は言いました。ねえ、ジョン・マケインは好戦的で、赤ら顔の、いつも激怒している怒れる男です。」
「嬉しいメッセージではありませんね」とスカーバラはコメントした。「レーガンばりではなく」
このビデオは2008年1月28日放送のMSNBCニューズ・ライブからのもの。
字幕からの文字おこし
:: 質問させてください。間もなく、ケネディの支持についてお話する予定です。フロリダのユニバーサル・オーランド・リゾートに来ています。フロリダ、フロリダ、フロリダです。ちょっと寒いですが、ジョン・マケインは、昨日非常に興味深いことを言いました。彼は更なる戦争がやってくることを約束すると言いました。更なる戦争について彼は話し続けました。5秒間に三回も言いました。彼はそこまで経済問題から逃げたくてたまらないのでしょうか
:: はい。
:: -- 彼は、基本的に、アメリカ人に対して、アメリカに厳しい時代がやってくるが、そうした将来の戦争になった時、自分こそアメリカを救える唯一の人物だと約束しているのです。
:: 彼は約束とは言いませんでした。彼が言ったのは、誤解しないように、今後もっと戦争があるだろうということです。歯に衣着せぬ発言です。率直に申し上げますよ、ジョー。ジョン・マケインがホワイト・ハウス入りすれば、アメリカはイランと戦争すると私は考えています。これが彼に対して私が非常に懸念することの一つです。我々には、アメリカを韓国から撤退させたアイゼンハワーや、ベトナムから名誉ある撤退をしようとしたニクソンのような大統領が必要だと思う。この国が必要としているのはそういう大統領だと思う。ジョン・マケインが戦争大統領になることは確実です。ジョン・マケインのことを、平時のカルビン・クーリッジ大統領のような人物だなどと思うひとがいるでしょうか? それは非常識なことです。彼の全経歴は、軍隊、国家安全保証に覆われています。彼はプーチンのような顔をしています。彼はイラン人を恫喝しています。我々はイラクに100年い続けます。我々がイラクに100年駐留するのは、ジョー、我々は100年続く戦争を戦うということですよ。丁度イギリスのように、イギリス人がわが国に100い続けたら、アメリカ人と一世紀戦うことになったでしょう。ジョン・マケインが皆さんに約束することをお話しているのです。
:: うわっ、もしもホワイト・ハウス入りしたら、我々はこの戦争を続けるだけでなく、新たな戦争を始めると彼は約束しているわけですね。
:: 彼が戦争を始めようとしていると、私は言っていません。彼は更なる戦争を期待していて、戦争を予期していて、戦争を予言しているのです。彼は歯に衣着せずに話していると思いますよ。マケインの海外政策を見れば、誰にでもわかりますから。ロムニーを支持した時のコクランのコメントを読みましたか? 彼は、ジョン・マケインは、好戦的で、赤ら顔の、いつも激怒している怒れる男です。彼の全経歴は軍隊です。彼の争点、彼が得意なのは、国家安全保証、ファシズム、長期戦争、イラク駐留100年です。それが彼の得意なのです。そこで彼が本領を発揮するのです。
:: パット・ブキャナンさん、ここでお別れの挨拶を申し上げ --
:: うれしいメッセージではありませんね。
:: 決して。
:: 有り難う、パット。
:: パット、バーはまだ開いてませんよね。
:: あなたのことをお話しているのではなくて、ジョン・マケインのことを話しているのです。非常に、非常に好戦的でした。
:: マケインは、率直に話していると思います。
:: ええ。彼はそう言ったのでしょう。わかりませんが。いささか感じたので -- わかりませんが。昨日は、いささか不自然すぎるように感じたので。私は間違っているのかも知れません。パット・ブキャナンさん、どうも有り難う。
デビッド・エドワーズ、ミュリエル・ケーン
David EdwardsによるGlobal Research記事(英語原文)
Muriel KaneによるGlobal Research記事(英語原文)
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=7924
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