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2008年1月12日 (土)

FBI捜査広報課長、ビン・ラディンを9/11と結びつける確証はないと語る 06年6月10日

2006年6月10日  グローバル・リサーチ   Muckracker Report

先週6月6日、一通の刺激的な電子メールがインターネット・ニュースグループを駆けめぐり、Muckraker Reportにもポール・V・シェリダン氏(2005年の市民正義基金賞受賞者)から送られてきた。それはオサマ・ビン・ラディンに関するFBI重要指名手配テロリスト・ウエブ・ページに注意を払うよう呼びかけている。[1] (電子メールで問われている疑問は、「オサマ・ビン・ラディンの重要指名手配ポスターには、2001年9月11日の出来事との直接的な関係がなぜ何も書いていないのでしょう?」FBIは、ビン・ラディンについてのウエブ・ページで、オサマ・ビン・ラディンは、1998年8月7日のタンザニアのダルエスサラームと、ケニヤのナイロビでのアメリカ大使館爆破事件との関連で指名手配されていると書いている。FBIによれば、攻撃で200人以上が亡くなった。FBIはビン・ラディンを「指名手配」している理由の最後に、「さらに、ビン・ラディンは、世界中のテロリストによる攻撃の容疑者である。」と書いている。

2006年6月5日、Muckraker Reportは、なぜビン・ラディンの重要指名手配ポスターには、オサマが9/11に関しても指名手配されているとは書いていないのか調べようとFBI本部(202) 324-3000に連絡をとった。Muckraker Reportは、FBIの捜査広報課長レックス・トム氏と話した。ビン・ラディンの重要指名手配ウエブ・ページに、なぜ9/11についての言及がないのか尋ねるとトムは答えた。「オサマ・ビン・ラディンの重要指名手配ウエブ・ページに9/11についての言及がない理由は、FBIはビン・ラディンを9/11に結びつける確たる証拠を持っていないからです。」

このFBIスポークスマンが余り気軽に衝撃的な発言をするのに驚いて私は尋ねた。「どうしてそんなことがあり得るのですか?」トムはこう続けた。「ビン・ラディンは9/11に関連して公式に告発されているわけではありません。」私は尋ねた。「どうしてそうなるのですか?」トムは続けた。「FBIは証拠を集めます。証拠を集めたら、それを司法省に渡します。司法省は、そこで、それが連邦の大陪審に対して提示するのに十分な証拠かどうか判断します。1998年のアメリカ大使館爆破事件では、ビン・ラディンは公式に大陪審によって起訴され、告発されています。FBIはビン・ラディンを9/11に結びつける確かな証拠を持っていないので、彼は9/11事件については、公式に起訴され、告発されているわけではありません。」

このFBI言明の真の意味が、皆さんの頭脳を刺激し、血圧を上げるまでにそう長くはかかるまい。皆さんが私と同じように考えられるとすれば、すぐさま是非とも答えを知りたい極めて重大な疑問の集中砲火と格闘されているはずだ。何よりもまず、アメリカ政府がビン・ラディンを9/11と結びつける十分な確証を持ち合わせていないのであれば、「洞窟からやつをいぶり出す」目的でアフガニスタン侵略をするための十分な証拠は一体どうやって得られたのだろう?」連邦政府はビン・ラディンやタリバンを「根絶するため」にアフガニスタンに侵略するのだと主張した。大手メディアのキャスター連中を通して、ブッシュ政権は、アメリカ国民に向かって、オサマ・ビン・ラディンは公共の敵第一号であり、2001年9月11日のおよそ3000人の人々の死の張本人だと言ってきた。それなのに、ほぼ五年もたった今、FBIはビン・ラディンを9/11と結びつける確証を持っていないというのだ。

もう一つは、アメリカ政府が2001年12月13日に公表したビン・ラディンの「自白」ビデオだ。ほとんどのアメリカ国民はこのビデオを覚えている。それはビン・ラディンと彼の数人の同志たちが、アメリカに対する911テロリスト攻撃の喜びを物語っている様子を示すビデオだった。国防省は、このビデオ公表とともにプレスリリース出したが、その中でドナルド・H・ラムズフェルド国防長官は語っていた。「ビデオが発見される前から、ビン・ラディンが911攻撃の張本人であることは明白でした。」[2] ラムズフェルドのこの発言が意味するところは、ビン・ラディンは「自白ビデオ」より以前から9/11の黒幕であることがわかっていて、ビデオは単にアメリカ政府が既に知っていたことの再確認に役立っただけなのだ。ビン・ラディンが9/11攻撃の張本人だと。

「9/11自白ビデオ」の公表を報道するBBCニュースの中で[3] ブッシュ大統領は、多くの人々に肉親の死をまざまざと思い出させてしまうという理由からビデオの公表を躊躇したと伝えられた。しかし、彼はそれがビン・ラディンの罪の「劇的な宣言」になるだろうことも知っていたのだ。「奴を捕まえてやる」ブッシュ大統領は語った。「生け捕りかどうかなど問題外だ。」

ビン・ラディンのテープに関するCNNの報道の中で[4]、当時ニューヨーク州知事だったルディー・ジュリアーニは「ビデオで、ビン・ラディンやその仲間を狙った米軍の軍事行動に対する疑念は完璧に消え去るだろう。」と語った。上院諜報委員会の副議長でもある、リチャード・シェルビー・アラバマ州共和党上院議員は言った。「ビデオの公開は、ビン・ラディンが911の攻撃に関与していたことを信じようとしない世界の人々に事実を知らせる上で重要です。」シェルビーはさらに「このビデオを見た後で、一体どうやっを否定し続けられるのか見当もつきません」とまで言ったのだ。さてシェルビー上院議員、米連邦捜査局FBIは明らかにビデオの自白を信じていないのだが、なぜあなたはそう思われるのだろう?

Muckraker Reportは、アメリカ政府からビン・ラディンの「自白ビデオ」が本物だと証明する資料を得ようとしたが無駄だった。それなのに、ブッシュ政権とアメリカ議会は、死んだような主流メディアと一緒に、ビデオをあたかも本物であるかのように写しだしたことは争う余地がない。なぜFBIはこの「自白ビデオ」を確証と見なさないのだろう? つまり、FBIが例えば麻薬密輸のような犯罪の調査中に、もしも麻薬カルテルのメンバーが、アメリカで成功している流通作戦について話を始めるようなビデオを発見したら、そのビデオは連邦大陪審に提示されるはずだ。ビデオ中の正体が突き止められた連中は告発されるはずであり、万一逮捕されたら、そのビデオだけでも連邦裁判所で有罪判決を引き出す十分な証拠となるはずだ。それなのになぜビン・ラディンの「自白ビデオ」は、FBIにとって同じ重要性を持たないのだろう?

2006年6月5日、FBIのスポークスマン、捜査広報課長のレックス・トムは「FBIはオサマ・ビン・ラディンを9/11に結びつける確かな証拠を持っていません。」と語ったのだ。これは世界中で一面の見出しになるべきだった。なぜそうならなかったのか理由を調べるのは読者の課題だ。なぜアメリカのメディアは、激怒や偏見や偏向を持たずに、2001年9月11日の出来事を調べようとはせず、政府が提供する9/11のシナリオをそのままオウム返しにするのだろう?なぜアメリカのメディアは、9/11について政府の説明とは矛盾するような意見を言いそうな人々を探すのではなしに、政府が9/11の隠蔽工作を後押ししていると言いそうな人々を要注意人物にして出演させないのだろう? また9/11について違う意見をもった人々が、まれに航空会社に対して迫るような場面があると、なぜ大手メディアは政府の9/11に対する説明に対して当然の疑問を明らかに引き起こすような証拠には耳を傾けようとはせず、そういうゲストを狂った陰謀説論者だとあざけるのだろう。コンピューターのマウスを何回かクリックするだけで、それと矛盾する確認可能な情報が多数見つかるのに、大手メディア・コングロマリットはなぜ盲目的に政府の9/11説明に満足しているのだろう?

誰がメディア論調を制御しているのだろうか。アメリカのメディアが2001年9月11日の事件でオサマ・ビン・ラディンを告発しているのに、一体どうしてアメリカ政府はそうしないのだろう? FBIがオサマ・ビン・ラディンを2001年9月11日の出来事と結びつけるための「確かな証拠」を持っていないのに、どうしてアメリカのメディアはまるで、ビン・ラディンがツイン・タワーの崩壊や、ペンタゴン攻撃や、ユナイテッド航空の93便の消滅の張本人であるという決定的証拠を持っているかのように、五年間もビン・ラディンと9/11を結びつけた話を流しつづけているのだろう?

オサマ・ビン・ラディンを9/11と結びつける確かな証拠はないのだ。…

どういうことなのか考えて見ていただきたい。


[1] 連邦捜査局、最重要指名手配テロリスト、オサマ・ビン・ラディン, http://www.fbi.gov/wanted/terrorists/terbinladen.htm [2006年5月31にアクセス]

[2] アメリカ国防省、プレスリリース、アメリカ、オサマ・ビン・ラディンのビデオテープを公開, 2001年12月13日, http://www.defenselink.mil/releases/2001/b12132001_bt630-01.html [2006年6月5日にアクセス]

[3] BBCニューズ、ビン・ラディンのビデオ、ニューヨークっ子を激怒させる、2001年12月14日, Peter Gould, http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/americas/1711874.stm [2006年6月5日にアクセス]

[4] CNN、テープのビン・ラディン: テロ攻撃は「イスラム教に大いに貢献した」、2001年12月14日, http://archives.cnn.com/2001/US/12/13/ret.bin.laden.videotape [2006年6月5日にアクセス]


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偶発的におきてしまう交通事故や殺人事件の報道ではなく、こうした事実の周知こそが、今回ごり押しされた「属国悪法」新テロ特措法に関する報道の最小限の前提だろうに。目くらましこそが商業マスコミの役割だ。

2006年6月に翻訳した記事だが、日本のマスコミでこの事実に触れたものを見た記憶がない。そうした報道をご存じあれば、是非ご教授いただきたい。

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» 殺害じゃ世界はオサマらない [雪裏の梅花]
他に書くべきことは山のようにあるのだとは思うけれども、今日はこのニュースに触れないわけにはいかないでしょう(^_^;) オサマ・ビンラディン容疑者がアメリカ特殊部隊の手によって殺害、場所はパキスタン...... [続きを読む]

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