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2007年9月20日 (木)

商業マスコミ、マイアーに対するテーザー銃制圧を軽視

商業マスコミ、マイアーに対するテーザー銃(スタンガン)制圧を軽視

2007年9月19日

スカル・アンド・ボーンズのケリーに、不具合な質問をしたフロリダ大学の学生アンドリュー・マイアーが、警備員にテーザー銃(スタンガン)で制圧された出来事を受けて、エミール・シュタイナーは、CIAお気に入りの新聞ワシントン・ポストの記事で、「言論の自由は、ある限度までは良いことである」と忠告している。シュタイナーによると「問題は、一体その限度がどこなのか、また秩序維持という目的に対し、どう均衡をとるかなのだ。」あたかも、この論の筋道を通そうとするかのように、シュタイナーは次の段落で「バージニア工科大学射殺後メンタリティー」に触れ、射殺犯人のチョ・スン・フィに対しては、警官に「あるいは反対意見を表明する学生を殺害する可能性もある電気ショック銃の使用をする権限」を与えて均衡をとると語っている。最後に、多少ふざけた色合いをつけるためだろうと思うのだが、シュタイナーは、こう結論づけている。「時折のテーザー銃(スタンガン)による制圧は、それがなければ退屈なフォーラムを活気づけるだろう。そして、もしもスタンガンでは余りに残酷そうだというのであれば、将来のタウンホール集会では、一分間を超えるとバタンと開く跳ね上げ戸を用意して、延々と質問する連中を、パッドを詰めた、防音施設に落としこむようになるのかもしれない。」

ハッハッハ。だが私にはこれは笑い事とは思えない。

アンドリュー・ マイアーはケリーに質問をしており、確かに無愛想な内容だった。盗みとられた2004選挙についての質問なのだ。もちろん、マスコミがマイアーと警察を話題にする時には、それこそが学生の行動を起こさせているものであるのに、この件は、普通、置き去りにされるか、隠されてしまうのだ。ファシストのグループが選挙を盗み取ったことに対し、読者が怒り心頭に発しないのであれば申し上げるが、選挙を盗んだ連中は、ナチス同様、ファシズムの精髄だ。これで怒らずに、一体他に怒ることがあろうか?

シュタイナーは、「スカル・アンド・ボーンズに関する陰謀論」について触れているが、たとえ我々が無視しようとしても、我々は基本的には旧ソ連や「共産主義」中国と変わらぬ選挙が不正に行われる国に暮らしているのだ、という「事の本質」を巧みに避けている。マイアー君が明らかにこれを理解したことが、彼の行動の理由説明であり、しかもそれは正しい。何らかの理由で、同じ大学の学生たちの多くは、それを理解することができなかったか、理解するのがいやだったのか、マイアーがタックルされ、テーザー銃で攻撃されるのを、拱手傍観するか、更には喝采までした。これが、今我々が何に直面しているかを物語っている。この国では、何百万人もの愚かな消費者は、アメリカの未来、つまり自分たちの未来よりも、自分のiPhoneに入った最新メールの方に関心を持っているという深刻な問題だ。

有り難いことに、上記の写真が示すように、出来事そのものを、うんざりすることだと考え、進んで不快感を示した、少なくとも少数の若者がいる。とはいえ、「豚ども」という言葉を書いたプラカードを見つけ、学生たちの正当な憤慨に水をさす仕事はマスコミにまかせよう。

一方、大学の警備員の行動を考えると、問題となっている名詞は、豚がテーザー銃(スタンガン)を使いこなせるかどうか私は自分の目で確かめる必要があるが、適切なのかも知れない。いや、それどころか、偶蹄類の比喩、案外ぴったりなものかも知れない。

Kurt NimmoのAnother Day in the Empire 2007年9月19日記事

原文は以下に。

http://adereview.com/blog/?p=50#more-50

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