窮状、病気、死: 任務は完遂された
2007年5月3日、木曜日8:31 pm
商業マスコミが思い出させてくれるとおり、アメリカは、ブッシュの「任務は完遂された」宣言、から四周年を迎え、独りよがりの民主党にとって、言ったとおりの任務は完遂されていない、という事実を争点にする機会となっている。
小生は、例によって、天の邪鬼でありたい。
実際、ブッシュとネオコンたちは、立派に任務をなし遂げたのだ。ブッシュが、ロッキード社のS-3バイキング戦闘機のパイロットのまねをする好機を中学生のように享受しながら、2003年5月1日、アメリカの原子力空母アブラハム・リンカーン船上でおぞましい勝利演説を行って、最初に宣伝したように、というわけではないにせよ。偶然ながら、これは確かだと思うのだが、この日はイルミナティの創立記念日でもある。
そこで、ブッシュと仲間は一体何をなし遂げたのだろう?
「貧困はイラク中にはびこっており、国民の半数以上が生存のための基本手段が欠けていると、政府の調査にある」とカマル・アル-バスリは書いている。
中央統計局による調査では、イラク人の43パーセントが「絶対的貧困」に苦しみ、さらに11パーセントのイラク人は「赤貧」のうちに暮らしているという。
いずれの用語も、援助団体が世界の貧困を定量化するために使う尺度であり、法定貧困レベル以下の人々のことを表すものだ。
絶対的貧困にある人は、必要な食料、衣料、あるいは生存のための住まいが欠如しており、43パーセントのイラク人がいまやこのカテゴリーにあたる、と調査は言う。
赤貧にある人は最低所得に至らないか、あるいは基本的必需品を買うに足りない消費水準にあり、イラク人の11パーセントがこのカテゴリーにあたると調査はいう。
この調査は、イラク家族の全国的調査の結果であり、強制退去あるいは、外国への逃亡を余儀なくされた何百万人ものイラク人も対象にしている。
統計局が過去四年間の間に行ったものの中でも、この調査は最大かつ最も包括的だ。何百人もの研究者とイラク国内の役所で働いている公務員が関わっている。
ワンワールド主義者の父親ブッシュがイラクを侵略する前に、国連はこう書いていた。「医療提供に関する進歩は注目に値する。主要な病院建設計画によって、イラクには第一級の医療施設があった。大都市も、地方も、一連の病院によって…。イラク憲法には、健康は全ての国民の権利であると書かれている。イラク保健政策は、全国民の健康という目標と一致しており、幼児と母親の医療を特に強調していた。サービスの均等配分と、共同体の参加にも配慮が払われていた。」
「イラクの医療制度は、1970年代、1980年代には最も進んだものの一つでした」フォックス・スクール、医療管理学の準教授、ウイリアム・アーロンソンは、デイリー・スターのスニータ・カウル記者に語っている。「しかし、現在の戦争が、1990年に国連が課した経済制裁、1991年の湾岸戦争とあいまって、それに続く無法と略奪の時期のおかげで、医療制度は完全な壊滅状態です。医療制度は、ほぼ50年後戻りしてしまいました。」まさに計画どおりに。「最近の戦争のさなか、そして直後、12パーセントほどの病院は一部を破壊され、7パーセントは略奪された。家族計画サービスを提供していた30パーセント以上の施設は破壊された。イラクにおけるバグダッドとバスラの二大公的医療研究所は破壊された。」
もちろん、本当の任務は、イラクと、実際、アラブとイスラム教の中東の大半の過去を清算することだ、もしもそれに数百万人の殺戮が必要なのであれば、そうしようではないか、退職を促される前にドナルド・ラムズフェルドが言ったように、デモクラシーはいうのは厄介なもので、くだらないことがおきるのだ。
チフス、赤痢、肝炎、コレラ、ポリオ、貧困、そして飢餓といったくだらないことが。
http://kurtnimmo.com/?p=854
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