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2007年4月 4日 (水)

スコット・リッター新著『標的はイラン: ホワイト・ハウスの体制転覆計画の真実』について語る

スコット・リッター新著『標的はイラン: ホワイト・ハウスの体制転覆計画の真実』について語る

Democracynowの2006年10月16日放送分の翻訳です。

元国連武器査察官スコット・リッター: 「合衆国が現在イランに対して進めている方針は、必然的に戦争に至る方針だ。このような行動路線は、イラクで我々がおかしてしまった歴史的な過ちさえも見劣りさせるほどだ。」[速記原稿あり]

欧州同盟の25人の首相が明日、イランに制裁措置を科するため国連安全保障理事会で会合する。イランがウラン濃縮の中止を拒否したので制裁措置が必要だと彼らは言っている。イランは核開発計画は発電の為だと強く主張しているが、アメリカとその同盟国の数カ国は、イランは核兵器を開発しようとしているのだと主張している。

土曜日、イランの外務大臣のスポークスマン、モハマド・アリ・ホセイニは、制裁措置をとるという西欧の脅しは「心理的戦争」の一部であり、イスラム共和国はさらに一層平和な核技術の追求を進めるべく決意を強くしたと述べた。

元武器査察官スコット・リッターの新著は、ブッシュ政権がイランに対して戦争をしかけることに決めていると主張している。新刊「目標はイラン: ホワイト・ハウスの体制転覆計画の真実」の中でリッターは現政権の体制転覆政策と、イランがアメリカの国家安全保障上の利害を脅かす可能性を検討している。

    * スコット・リッターは、1991年から1998年まで、国連大量破壊兵器破棄特別委員会(UNSCOM)の、イラクにおける国連武器査察官として勤務していた。彼の新著は「目標はイラン: ホワイト・ハウスの体制転覆計画の真実」(原題:"Target Iran: The Truth About the White House’s Plans for Regime Change")だ。前の著書は「イラク・コンフィデンシャル」だ。

速記原稿

この速記原稿は無料でお読みいただけます。しかしながら、寄付を頂ければ耳がきこえない人々や難聴の人々のためにTV放送用に字幕を入れる助けになります。寛大な寄付にお礼申し上げます。

エイミー・グッドマン: 元武器査察官、スコット・リッターさんの新刊書は、ブッシュ政権は、イランに対して戦争をする事に決めていると主張しています。「標的はイラン: ホワイト・ハウスの体制転覆計画の真実」(原題:"Target Iran: The Truth About the White House’s Plans for Regime Change")で、スコット・リッターさんは、政権体制転覆計画と、イランがアメリカの国家安全保障上の利害を脅かす可能性を検討しています。彼はこう書いています。「合衆国が現在イランに対して進めている方針は、必然的に戦争に至る方針だ。このような行動路線は、イラクで我々がおかしてしまった歴史的な過ちさえも見劣りさせるほどだ。」スコット・リッターさんが今私たちのスタジオにおいでです。Democracy Now!にようこそ。

スコット・リッター: ええ、どうも有り難う。

エイミー・グッドマン: 現在のイラン、アメリカが、あなたのご本の書名の、標的にしている、標的のイランを理解するための鍵は何だと思われますか?

スコット・リッター: 一番大切なことは、ブッシュ政権の標的として、イランはもろに照準線にさらされているという現実を理解すべきです。特に、合衆国の国家安全保障に関連したブッシュ政権の標的として。これは政治アナリスト、海外政治専門家の間の仮定の討論ではないのですよ。2006年版の国家安全保障戦略を読んでみてください。イランはアメリカ合衆国の国家安全保障に対する第一位の脅威だとして16回も名指しされています。同じ文書で、そのような脅威に対処するための合法的な手段として、正当な理由のない、先制攻撃戦争という考え方を容認しているからです。全世界での地域的な変換というブッシュ政権の基本政策、ただしこの場合、特に中東ですが、も再認証しています。ですから、ここでは仮定の状況について話しているわけではありませんで、あらゆる議論にもかかわらず、ブッシュ政権は、外交が存在するのだと皆に信じ込ませようとしています。外交など存在しません。イラクの時と一緒です。外交など体制転覆という究極の目的を隠すための煙幕に過ぎません。

エイミー・グッドマン: アメリカが北朝鮮に対してとっているやり方の違いについてお話いただけますか。自身の報告によれば原爆を爆発させたという北朝鮮と、イランに対して?

スコット・リッター: そうですね、ブッシュ政権の北朝鮮に対する対応とブッシュ政権のイランに対する対応の唯一の共通点は、最終目標は体制転覆だということでしょう。それ以外には、ご覧の通り、両国が共通して持っていることと、政権のやり方とは全く関係ないでしょう。いいですか、北朝鮮とイランを比較することなど不可能です。月とすっぽんです。

北朝鮮は原子力を持つと宣言しています。彼らは核兵器を所有するという意図の宣言までしています。彼らはこのことを誰に対しても隠してはいません。彼らは完全に法律に適合して核拡散防止条約から脱退しました。彼らは通告しています。彼らは、「我々は参加しない」と言ったのです。彼らは適切なスケジュールを与えました。彼らは査察官を招いたのです。そしてなんと、驚き、驚くことに、こうした事実にもかかわらず、ブッシュ政権は言ったのです。「ああ、ただのはったりだ」と。いいですか、はったりではないのです。北朝鮮は、一発爆発させたところです。考えてみてください。もしもアメリカが無責任に北朝鮮に圧力をかけ続けたら、また、えー何の話でしたっけか?

アメリカは北朝鮮で何を実現したいのでしょう? アメリカは本当に北朝鮮国民のことを人権を心配しているのでしょうか、 違います、体制転覆です。体制転覆が全てなのです。世界の皆と共存する為の条件を、合衆国が支配できるということが目的なのです。人々は中国に対する我が国の政策が体制転覆であることを理解しているのでしょうか? この波及効果がどういうことになるか理解しているのでしょうか? それが北朝鮮に対して起きていることです。彼らが言った通りのことを実行してもアメリカ国民が驚いてはいけません。

次にイランを見てみましょう。イランという国は「我々は核兵器計画を持っていない。そういう意図はない。」と言っているのです。実際、北朝鮮が原爆を爆発させた際、イランは非難しました。核兵器は世界均衡の一部ではあり得ないとイランは言っています。それなのに、アメリカは両国をひとくくりにして、あたかも北朝鮮とイランは、同じ政策の本質的な部分だと言い続けようとしています。両国は、ブッシュ政権が核拡散に対処するためにとってきた「同じ支離滅裂なやりかた」の本質的な部分ではあるかもしれませんけれども。

エイミー・グッドマン: スコット・リッターさんは、イランから帰国されたばかりですね?

スコット・リッター: 帰国、ええ私は9月上旬イランにいっていました。

エイミー・グッドマン: あちらで何をされたのですか?

スコット・リッター: ネーション誌のジャーナリストとして行ってきました。11月中にはたぶん発表される記事の為に調査に行ったのです。イラン政府も、多くの政府同様、言っていることと、やっていることが違うというのは奇妙でしたね。事前に合意した色々な予定がありました。Xとインタビュー、Yとインタビュー、現地見学等々。イランにいってみて、我々が色々合衆国内で調整していたにもかかわらず、イラン政府は、(a) 私が入国することも(b)私には日程があったことも全く知らなかったことがわかりました。それで、私は私一人でイランに入れたわけですが。

イスラム教のファシスト国家と呼ばれてきた国の中を一人で歩くというのは実に目を見張るような経験です。中東の独裁体制国家に行ったことがあります。治安対策がやかましい国々に行ったことがあります。イランはそうした国家の一つではありません。私は元諜報部員で、これまでイランに対してかなりきつい発言をしてきた人物ですが、それにもかかわらずイランでは何の干渉もなく、完全な行動の自由がありました。そしてその結果、認められた日程で行ったわけではなく、自分自身の日程で行ったのですが、それでも政府幹部、軍幹部、諜報組織幹部をインタビューし、機密と見なされている現場を訪れることができました。結論は、アメリカのマスコミはイランについて間違った思いこみをしているということです。非常に現代的で、西欧化された、親西欧で、しかも驚くほど親米国家で、どんな意味でも合衆国に対する脅威ではありません。

エイミー・グッドマン: あなたはイラク内部の元武器査察官ですね。

スコット・リッター: そうです。

エイミー・グッドマン: イラク侵略の下準備の時と、今イランに対して起きていることの類似性と差異についてお話いただけますか?

スコット・リッター: 指摘すべき最大の類似は、いずれの場合も、申し立てられている主張を裏書きする証拠がまったく示されていないことです。イラクは大量破壊兵器計画を持っていると非難されていました。化学、生物、核、長距離弾道ミサイル計画を再編していると。問題の施設に対して自由に出入りできるという査察手順がありましたが、こうした査察によってはブッシュ政権の主張を裏付けるデータは全く得られませんでした。それなのに、イラクは言われたのです。武器を発見するのは査察官の責任ではない。それが存在しないということを証明するのはイラクの責任だ。イラクは「否定の証明」をしなければなりませんでした。彼らはそれはできませんでした。1991年にサダム・フセインが兵器計画を完全に破壊したということを今なら我々は知っています。見つけ出すべき何物も残されてはいなかったのです。何の脅威もなかったのです。

そこでイランです。イランは核兵器計画を持っていると疑われています。けれども国際原子力機関が、イランの施設に自由に出入りできる査察官が、現れてこう言ったのです。「そう、我々が知らない秘密の計画が存在しないとは言えない。我々が言えるのは、調査の結果としては、核兵器計画があるというブッシュ政権の主張を支持するデータは何もないということだ。」それなのに、ブッシュ政権は、またもや責任をイランになすりつけています。アメリカの言い分はこうです。「核兵器計画を発見するのは査察の責任ではない。そういうものが存在しないことを証明するのはイランの責任だ。」なぜアメリカはこういうやり方を続けるのでしょう? なぜなら、誰も「否定の証明」はできないからです。ブッシュ政権を満足させるためにイランができることなど何もありません。要するに、政策は不拡散が目的なのではありません、軍備縮小が目的なのでもありません。体制転覆が目的なのです。そしてブッシュ政権がしたいと望んでいるのは、軍事介入という彼らの究極の目的を支持するような条件を作りだすことなのです。

エイミー・グッドマン: スコット・リッター、ご本の中でお書きになっていることのなかに「イランは明白な核兵器所有を拒否する」と言った最高指導者のファトワという形での宣言に、全く注目していないというのがありますね。

スコット・リッター: 「最高指導者」というと、そもそも、大半のアメリカ人は頭を掻いていうでしょう。「それは誰だ?」なぜならば、悪者扱いする看板男がいるからです。彼の名前はアフマディネジャドです。彼は現れては実に愚劣なことを言ううすのろです。「イスラエルを世界の表面から消し去ることがイランの目標だ」合衆国等にたいしてとんでもない発言を彼はするのです。そして、もちろん、彼はアメリカのマスコミ、西欧のマスコミが存分にやれる対象となっていて、繰り返して使われる断片的な映像をやたら見せられるわけです。アフマディネジャド、アフマディネジャド、イラン大統領。しかし皆が理解していないことは、彼が色々発言できても、彼の指がどんな権力のボタンの上にも無いという点です。イラン憲法を読めば、イランの大統領はほとんど飾り物であることがわかります。

イランにおける本当の権力は最高指導者が持っています。最高指導者はアヤトラ・ハメネイです。彼は護憲評議会という組織に支持されています。便宜評議会と呼ばれる別の組織があります。彼らが、軍隊、警察、核計画、全ての権力の道具を支配しているのです。しかも最高指導者が、核兵器はイスラム法には適合しないというファトワを発しているだけでなく、シーア派の信仰体系で責任を持っている最高指導者が、2003年に実際にスイス大使館経由でブッシュ政権に接触して言ったのです。「聞いてくれ、合衆国との関係を正常化したいと思っている。イスラエルとイランの間で平和条約を結べるような交渉を始めたいと思う。」いいですか、イスラエルとイランですよ。彼は「我々はイスラエルを地表からぬぐい去りたい。」と言っているわけではないのです。彼は「イスラエルとの平和を望んでいる。」彼らの核計画も進んで議論しようとしていたのです。

なぜブッシュ政権がこれを歓迎しないのでしょう? なぜなら、そうすれば正常化という方向に進み、合衆国が神権政治の正統性を認め、進んで神権政治と平和的に共存しようとすることになるからです。それはブッシュ政権の立場ではありません。彼らは神権政治を終わらせたいのです。それを正統化するようなことは何もするつもりはありません。平和を支持するようなことは。彼らは平和を拒絶したのです。ですから、アメリカ-イラン関係ということでは、国際的な平和と治安に対する脅威をもたらしているのは、アフマディネジャドではないのです。脅威をもたらしているのはブッシュ政権です。平和について検討することをブッシュ政権が拒否しているのです。ブッシュは外交について語っています。彼がコンドリーサ・ライスを飛行機に乗せて、テヘランに派遣して最高指導者と交渉させるまでは、外交は、本当の外交はありません。

エイミー・グッドマン: スコット・リッターさんとお話しています。彼は新刊を出しました。書名は「標的はイラン: ホワイト・ハウスの体制転覆計画の真実」です。表紙の絵にはアメリカの銃の柄があります。アメリカの国旗が描かれた銃です。この柄とその背景について話していただけますか。

スコット・リッター: あの図柄が私の功績だったらと思いますよ。でも残念ながら、あの絵は、いや残念ながらではなく、幸運にですね、あれは、魅力的なだけでなく、象徴的な表紙を考えてくれたネーション・ブックスの非常に優秀なグラフィック・デザイナーの作品です。ただここで重要なのは、イランが標的だという点です。我々は、アメリカとアメリカの象徴について議論したのです。そこで、アメリカ国旗を、世界が「合衆国」という言葉を聞いた時に思い起こす象徴に変身させたのです。武器です。合衆国を、人権、個人の市民的自由を擁護するはずと思われていた国家をそう考えるのは非常に悲しいことです。現代の世界が合衆国について語る時、彼らはアメリカを、暴力として、銃によってもたらされる暴力として見ているのです。アメリカはそうなっているからです、暴力国家です。

エイミー・グッドマン: アメリカとイランに関してあなたがお考えの筋書きは?

スコット・リッター: 戦争です。結論は、ブッシュ政権はあと二年間合衆国を支配することができるということです。彼らは中東で地域を変換する政策を持っています。体制転覆です。現在、あらゆる恐ろしい兆候を表しながら、この政策がイラクで行われているのを目にしています。彼らも何か学んだのではと期待されるでしょうが、何も学んでいないのです。連中はイランを存続可能なデモクラシーに変える必要があると言い続けています。今のニュース放送やら他のニュースによると、どうやらアメリカはイラクのデモクラシーはあきらめるようですが。

ブッシュは既に「イランを次期大統領にまかせたくはない。今自分で解決すべき問題だ。」と言っています。取り込むべきであって、ここに取り込んでいないもう一つの要素は、合衆国に、イランに対して極めて攻撃的な姿勢をとるよう圧力を加えている、イスラエルが果たす役割です。イスラエルは超えてはならない一線を引いて、言っています。イランにおける核兵器計画を許さないだけでなく、彼らは原子力に関わること全て、特に、核兵器計画にも使える濃縮は許容しないのです。ですから、たとえイランが本当のことを言っていても、イランは「核兵器計画など全くない。平和な原子力が欲しいのだ。」と言っていますが。イスラエルは言うのです。「イランが濃縮能力を持ち続ける限り、イスラエルに対する脅威である」。そして強硬な措置をとるよう、合衆国に圧力をかけています。

エイミー・グッドマン: どんなやり方でですか?

スコット・リッター: ええ、それは外交的圧力です。2002年に始まったのですが、イラクとの戦争準備のさなか、イスラエル首相と国防相があたふたと合衆国にやってきて、言ったのです。「おい、余りイラクのことを心配するのは辞めようぜ。あんなものは大した問題ではないさ。大量破壊兵器をタネに色々屁理屈をこねればいいじゃないか、大問題はイランだぞ。」するとブッシュ政権は言ったのです。「今はイランの話しはしたくない。今はイラクを処理しているところだ。」戦争直後に、イスラエルがやってきて言ったのです。「結構。サダムを追い出してくれて有り難うよ。今度はイランをやってもらいたい。」それでも合衆国はイランを後回しにしたままでした。そこでイスラエル政府が諜報情報をイラン人の反体制組織ムジャヒディン・エ・ハルクに漏らし、連中がしゃしゃり出てきて「ほら、見てくれ、このナタンス工場を。連中はここで濃縮をやっている。」と言ったというわけです。そこで合衆国は突然こう言わされました。「ああ、イランを最優先しなけりゃならんな。」マスコミによる対イラン操作の調子を支配しているのはイスラエルなのです。

エイミー・グッドマン: マスコミが言っているのは、イランは原子力など必要ない。石油が十分にあるのだから、原子力など核兵器を得るための方法に過ぎないと。

スコット・リッター: ええ、イランが豊富な石油を持っていることは疑いようがありませんが、世界経済の中でやってゆけるものということでは、イランは唯一石油しかないのです。1976年に、イランのシャーが合衆国に来て、仲裁の為の代理人を派遣して言ったのです。「我々は分析を行い、石油の量は有限だというのが分かった。今の所は我々はそれを輸出する必要がある。しかもそれを輸出しないと、金が儲けられない。これを維持し続けるだけの十分な石油は持っていない。石油を輸出に回せるようにするための自前のエネルギー政策が必要だ。我々は原子力を使いたい。」そこでアメリカ政府は言いました。「名案ですね、シャー。大賛成ですよ。」ジェラルド・フォードが言ったのです。

当時のホワイト・ハウスの主席補佐官はディック・チェニーでした。国防相はドナルド・ラムズフェルドです。ですから、チェニーとラムズフェルドの二人は、今、イランは石油があり余っている国だから、原子力計画など不要だと主張していますが、1976年に原子力を手に入れるというイランの目標を、二人とも支持していたのです。原子力だけではありません。彼らはこう言ったシャーを支持していたのです。「制裁措置や戦争のような、予想のできない変動で原子力計画の燃料が人質の取られのを認めるわけには行かない。完全なウラン濃縮処理を含めた自前の燃料製造能力が必要だ。」1976年にアメリカ政府何と言ったか考えてください。「問題ありませんよ、シャー。それで結構です。」もちろん1979年に、イスラム教主義者が登場して、私たちは突然意見を変えたのです。結論は、イランは、法律上も、経済上も、原子力計画をすすめるあらゆる権利があるということです。アメリカは既にそれが進むべき正当な方法だと認めたのです。

エイミー・グッドマン: スコット・リッターさん、ピューリッツァー賞を受賞した調査報道ジャーナリスト、セイモア・ハーシュと退役空軍大佐サム・ガーディナーの二人は、イランで、アメリカ軍の秘密工作がすでに始まっていると言っています。本当だと思われますか?

スコット・リッター: セイモア・ハーシュの報道を尊敬しています。サム・ガーディナーの分析を尊敬しています。それを知る立場にいて、私に話しをしてくれる人々の誠実さを尊敬しています。いいですか、アメリカは既にイラン上空に無人の航空機、パイロットを載せない無人飛行機を飛ばしているのです。地上では、CIAがムジャヒディン・エ・ハルクを採用し、クルド人を採用し、アゼリー人を採用し、彼らがイラン内部でアメリカ合衆国の為に活動しています。実際に合衆国軍隊メンバーと、CIA準軍事組織員としてのアメリカ国民が諜報情報を集めるためにイラン領土内で活動していると信ずべき理由があります。

準軍事組織や軍隊によって、主権国家の国境と領空を侵犯すれば、それは戦争行為です。これは戦争行為なのです。ですから、アメリカ人が「ああ、イランで戦争なんかないさ」と言う一方、既にイランでは戦争になっているのです。アメリカはイランと戦争しているのです。通常段階の戦争をこそ宣言してはいませんが。ブッシュ政権は体制転覆という政策をもっています。彼らは軍を使うつもりで、今軍が使われているのです。

エイミー・グッドマン: 後一分しかありませんが、こうしたことに全てについてのマスコミの役割は。あなたが侵略に反対した国連の武器査察官だった時、イラク侵略準備の段階で、彼らはあなたをけなし、中傷しましたね。

スコット・リッター: そうですねえ、連中は、また私にはしたい放題でしょうね。知ったことではありません。蛙の面に小便です。問題は私の側にあるのではありません。私が肝心なのではありません。肝心なのは真実と事実です。今やはっきりしていると思います。我々は、準備段階でイラク戦争の真実と事実を知らされていなかったのですし、イランでも同様に、マスコミが真実と事実を知らせていないことは明らかです。イランについて否定的なことならなんでも額面通りに、本当だと受け止めるように、私たちは前もってプログラムされてしまっています。それが私が本書を書いた理由の一つです。適切な総合的観点からものごとを考えられるように。

エイミー・グッドマン: スコット・リッターさんでした。彼の新刊書は「目標はイラン: ホワイト・ハウスの体制転覆計画の真実」(原題:"Target Iran: The Truth About the White House’s Plans for Regime Change")です。彼は元国連の武器査察官です。今晩、リッターさんは、ピューリッツァー賞受賞者のジャーナリスト、セイモア・ハーシュとご一緒にニューヨーク市の倫理文化ソサエティーに出席されます。

http://www.democracynow.org/article.pl?sid=06/10/16/144204

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